ロン毛メガネは何者?!なぜ、漢方好きな私が「東洋哲学」の話をするのか?

趣味を楽しんだり、推し活をしたりしても、ふと時間ができると悩み事をしてしまう。そんな「心のモヤモヤ」を根本から解きほぐすヒントは、東洋哲学にありました。
漢方や養生が大好きなロン毛メガネが、なぜ今「哲学」の話をするのか? 身体と心の両方が巡るための、記念すべき第1回目のメッセージをお届けします。
ロン毛メガネ 2026.09.24
誰でも

【第1回】ロン毛メガネは何者?!なぜ、漢方好きな私が「東洋哲学」の話をするのか?

みなさん、こんにちは!ロン毛メガネです。

いつもYouTubeやSNSをご覧いただいている方は、ご存じの通り……はい、本名ではありません(笑)。本名が気になる方は、ぜひ私の書籍のどこかに隠れているので探してみてくださいね。

私は香港出身で、来日して16年ほど経ちました。お爺ちゃんが東洋医学のお医者さん(中医師)で、いとこも今は香港で中医師をしていて、いわゆる中医家系に生まれ育ったわけです。最初は中医学、東洋医学なんて古臭いからお爺ちゃんの遺志を引き継ぐつもりはなかったですが、日本に来てから食生活や生活リズムが崩れて、体調をくずしたのがきっかけで自分のルーツである中医学、東洋医学に目を向けました。

今では「漢方養生指導士」や「国際中医専門員」「国際中医薬膳管理師」といった立場から、体調改善、養生や薬膳についての情報を発信しています。

さて、自己紹介はここまでにして、この度、ありがたい機会をいただき、ニュースレター『めぐる、ととのう、わたし時間』をスタートすることになりました!

ここでは、身体を整える「東洋医学」の知恵はもちろん、心をふっと軽やかにする「東洋哲学」の考え方についても、じっくりお届けしていきたいと思っています。

「えっ、ロン毛メガネさん、東洋医学じゃなくて哲学の話もするの?」

「哲学って、なんだか難しそう……」

そう思われた方もいらっしゃるかもしれません。まずは記念すべき第1回として、「なぜ今、東洋哲学なのか?」という理由をお話しさせてください。

「推し活」をしても心が休まらない理由

「心の養生」と聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか?

  • 無理をしない、頑張りすぎない

  • 好きな趣味を見つける、推し活をする

  • ゆっくり休む

どれも素晴らしい養生法ですし、大切です。

しかし……こんな経験はありませんか?

せっかく推し活をしたり休みを取ったりしても、ふと時間ができたときに「結局また悩んでしまう」「考えすぎて心がモヤモヤする」。

そうなんです。根本的な「心のあり方や考え方」が変わっていないと、いくら養生を試しても、「本当に心が休まっているのかな?」と自分でも分からなくなってしまいます。

だからこそ、心を根っこからゆるませる「考え方=東洋哲学」が必要になります。

哲学といっても、西洋哲学のように「生きるとは何か」「死とは何か」といった重たい話はしませんので(笑)、どうか肩の力を抜いて気楽にお付き合いくださいね!

東洋医学と東洋哲学の切っても切れない関係

「東洋医学の人が、なんで哲学を?」という疑問に答えるには、歴史を少し紐解く必要がありますね。

東洋医学には約4,000年の歴史があります。最初から今の形があったわけではなく、長い年月の中でたくさんの人の経験や考え方が積み重なり、さまざまな流派が生まれて進化してきました。

(西洋美術でいう、ルネサンスや印象派などを経て現代美術があるのと似ていますね!)

そして、さまざまな考え方が存在する中で、思想の「絶対的な軸」となったものがありました。

それが、東洋哲学の根幹である「道(タオ)」、いわゆる「道教(どうきょう)」の教えです。

お医者さんの9割は「道士(思想家)」だった?!

古代の中国には、「十道九医(じゅうどうきゅうい)」という言葉がありました。

これは「道教の思想を持つ人のうち、9割は医術にも精通している」という意味です。

東洋医学の最古の聖典とされる『黄帝内経(こうていだいけい)』に登場する「黄帝」をはじめ、歴史上の名医たちの多くは、実は道教の思想家(道士)でもありました。

昔は「医道同源(いどうどうげん)」と言われ、現在の「中医(東洋医学)」という言葉が生まれる前は、「道医(どうい)」と呼ばれていたほどです。

さらに、東洋医学で一番重要なコンセプトである「気(き)」という考え方も、この道教から生まれています。

「人は気の塊であり、気が集まると生となり、散ると死となる」

『荘子』知北遊(ちほくゆう)篇

東洋医学と東洋哲学は、切り離した別物ではなく、もともと「一つの根っこから生まれた兄弟」のような関係なのです。

「からだ」と「こころ」、両方が巡ってこそ

いくら漢方や薬膳で身体の「気血」を巡らせても、心がガチガチに固まったままでは、本当の意味で健康とは言えません。

東洋医学で身体(からだ)を整え、東洋哲学で考え方(こころ)を解きほぐす。

この両方が揃って初めて、私たちはどんな日常の中でも「心地よい自分」でいられるようになります。

長くなってしまいましたが、これが私が東洋哲学もお伝えしたい理由です!

次回は、道教の代表的な思想家である「荘子(そうし)」の教えを引用しながら、日常生活で今すぐ使える「心を緩めるヒント」を具体的にお話ししていきますね。

どうぞお楽しみに!

ロン毛メガネ

2026/09/24

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